六本木にあるお豚さま料理の楽園。豚組しゃぶ庵。来たる冬に負けないように、しゃぶ庵コースに加え、身体の芯からぽっかぽかになるスッポンオプションのメニューを食らいまくってきたよ! オジ旅3号4号6号7号9号14号で、じたばた踊り出したくなるウマさを噛みしめ、飲み込んできたよ!
ごちそうさま!
そして。
暑いよ!
熱いよ!
手先足先の血の巡りがめっちゃいい。寒空のなか2駅くらい歩いて帰りたい欲を持て余してる! これが回春か!
さてこの日のセットリストじゃない、メニューをご覧ください。
まず主軸となるのが、2016年秋のしゃぶ庵コース。
●小鉢
生湯葉・わさび醤油
●八寸
鰻の葉ワサビめし 小袖巻き/スモークサーモン白アスパラピクルス巻き/煮はまぐり実山椒/赤海老 醤油麹/かのこ豆ミックス/揚げ銀杏/フライドきんぴら/秋刀魚 生姜煮
●煮物
スナップエンドウ/栗カボチャ/蟹飛竜頭(がんもどき)
●小吸
●刺皿
●豚しゃぶ
銘柄豚の肩ロース肉・バラ肉/お野菜のしゃぶしゃぶ
●〆
トンコツしゃぶ麺
●デザート
アイス
豚しゃぶに使う御豚様の生まれ故郷などにより、お値段は変わります。お一人4500~5400円。フライドきんぴらのサクサク感はおつまみに最高だし、秋刀魚の生姜煮も極めてラブリーうまい!
さてここに、10月12日からスタートするスッポンオプションを追加すると。
スッポンの生姜煮(うまい)
スッポン出汁(うまうまうい)
雑炊(くぁwせdrftgyふじこlp)
という、最終兵器たちがパーティに加わります(トンコツしゃぶ麺→雑炊にクラスチェンジ)。お値段は1鍋分で5000円。4人で頼むとしたら一人あたり1250円。
高い? いやいやいやいや、それを言うのは10月中に食べてからにしてもらおうか!(頼んでからにしてもらおうか)
1866年からスッポンの養殖を行っている重鎮、服部中村洋鼈場生まれのスッポンを、すっぽんとのお付き合いが40年という豚組しゃぶ庵の親方の手によって、丁寧に丁寧にアクだけを取り除かれたスープのぅぅぅうーまーいーぞーたるや。
生臭さはいっさいなし。味としてはコンソメ。そのまま飲んでみると、香りが立ち、スッキリとしながらも深いコクが残ります。
豚をくぐらせると、豚の脂がスープに加わって甘みがアップ。そのスープをたっっっぷり含んだ野菜が! ああっ! 豚肉のほうも深い旨味が閉じ込められており、わずかな塩でスッポンの旨味がグッと引き立つスゴイ。ずっこい。
そしてすっぽん、豚、野菜の味がしみ出した出汁で作る雑炊がまたニクらしい。10月中は半額の2500円(4人だと1人625円)でオーダーできるとのこと。1日に出せる数は決まっているので、先に予約して幸せをつかもう!
さらに、だ。
●アラカルトもいただきました
チャーシュー/生牡蠣/スッポン鍋/クリームチーズの醤油漬け
ここ。このスッポン鍋がえらい。味付けは酒と醤油だけ。あとは水とスッポンの身と野菜と焼き餅だけ。なのに、誰もが「んーーー!?」と唸って顔を上げてお互いに顔を合わせてユニゾンで「うまい!」からの「なにこれ!」
僕の中のすっぽんの常識、崩れ去りました。
使われる鍋は、信楽焼の土鍋とのこと。スッポン×信楽焼…そう、美味しんぼの土鍋の力に出てきた、数十年かけて鍛えた土鍋は水と醤油だけで極上のスッポン出汁雑炊を作ってくれるというアレですね!
豚組しゃぶ庵にある土鍋は素焼きだから、水を使って洗ってしまうと台無しになってしまう。だから、親方が自ら管理しているという極みっぷりなんですよ。
一鍋3000円。しかし、これは、2倍いや3倍の価値があるお味と見ましたよ。
1枚200円の窯焼きチャーシューも、頼むしかない逸品です。
生牡蠣だって、手のひらサイズで450円。フツーの、居酒屋プライス。oh…oh!
オジ旅3号4号6号7号9号(残念ながら14号は先に帰宅)と、スッポンスープの豚しゃぶにあうワインを提供していただいた株式会社いろはわいんの寺田さん、豚組泡組などの店舗を運営されている株式会社グレイスの國吉さんこと29号でパチリ!
凄まじく旨かったです! 改めて記しますが、スッポンオプションは10月12日からの提供です。そして10月中なら半額の2500円でオーダーOK。またいきたい。誰かいこう!