お休みだけど、特別に店をあけていただきました。なぜなら、岡山のご当地ハイボール「岡パクヒート」との並々ならぬ縁があったから。
先に説明してしまうと、岡パクヒートの考案者の1人が、この「お好み焼き もり」の大将のもりさんなのです。
パクチーが食べられなかったサントリーの佐藤さんが「やってみなはれ」精神で岡山のパクチーとサントリーのバーボン、ジムビームを使った新商品の考案に着手。パクチー生産者の植田さんと、もりさんと、3人のトライアングルで開発したご当地ハイボールが「岡パクヒート」だったのでした!
だから、こちら「お好み焼き もり」では、パクチーメニューもあります。
パクチーのおひたし。パクチーらしさを残しながら、ホウレンソウや菜の花といった、おひたし界の重鎮に対抗しうる旨さです。パクチーのクセが良い。
黄ニラのおひたし。シャキシャキ美味い黄ニラは高級食材。寿司ネタにもなるのですよ。
岡パクヒートで‥‥
みんなでカンパーイ!
清々しくすっきりとした岡パクヒートの飲み口。後から分かるのですが、パクチーにはパクチー。パクチー料理との相性が抜群です。
岡山経済新聞や地元メディアのマイプレなどの記者の方も参加してのパクチー宴会です。
ネギにもこだわっているんだよ。と、もりさん。
手際よくお好み焼きも焼かれていきます。なんでも、予約しないと入れない、行列のできるお好み焼き居酒屋だそう。美味いから、その人気の理由も分かります。
カキオコ。牡蠣の入ったお好み焼き。お隣の広島県と同様、岡山県のお好み焼きもたいへん美味だそう。今はシーズンの終わりで、牡蠣も丸々と太っているそうです。
ネギ焼き。もりさんこだわりのネギ、シャキシャキで美味いっす。味だけでなく歯ごたえもいい。
黄ニラの卵とじ。これもシンプルな料理ながら、黄ニラの旨さがよく分かる逸品でした。大ライスが欲しくなりました。
個人的に最も驚愕したのが、このパクチーの根の素揚げ。最初、甘みに素揚げとは信じられなかったんです。でも、素揚げでした。パクチーの根が甘いなんて。しかも、噛んでいると後からパクチーもやってくるという。なんでしょう、この不思議な料理は!
パクチーの根が食べられると知らない人も多いでしょうから、岡山パクチーを食べる機会があれば、是非とも根まで。
〆に食べたのが、ホルモンうどん。こちらも名物ですね。じゅわわわわと大量の湯気と共に焼きあがります。
プリプリのホルモンが美味くないわけない! きちんと下処理されているのでしょう、プリプリの部分も大きいです。熱々のホルモンとうどんを口に頬張り、岡パクヒートを飲めば‥‥ああ、岡山は美食とパクチーの天国でした。
お好み焼きはもちろんのこと、居酒屋メニューもたいへんに美味しいお店でした。