食らってこその、生です。
うまいものが好き。そう感じるのは人間だけではありません。アミメキリンのマオちゃんも、固型ペレットではなくバナナやにんじんといった、フレッシュな食事のほうがお好みでした。
僕らがキリンの展望デッキにいったとき、マオちゃんは遠くにいたんですよ。
でもご飯をもった飼育員さんが現れると!
こんな間近に!
恋をしている目、と言っていいんじゃないですかね。ご飯に。フォーリンラブ。
もう彼女には、ご飯しか見えていません。
ペレットは飼育員さんの手からダイレクトもぐもぐ。
野菜や果物は待ちきれないのか、舌を長ーく伸ばして巻き取るようにもぐもぐ。てか舌、長いんだねえ。
僕たちもマオちゃんにご飯をサービスしてみましたが、食べる食べる! ダイレクトに食べる!
食欲があるってのはいいことです! 親近感、高まりまくり!
戦時中は悲しい出来事もありました。しかし動物園は、戦後復興時の憩いの場となり、人々に活力を与えてきました。東山動植物園もそう。人を楽しませるための場として、いままで続いてきました。
職員さんいわく、「動植物園の役割を果たしつつ、誰をも楽しませなくてはならないのが命題」。
今回オジ旅では動物話を中心にお送りしましたが、他にもゆるキャライベントや俳句のイベント、街コンなども行ってきたそうです。再生プランも進んでおり、動物の生活環境だけではなく売店やトイレといった施設もリフォームされ、訪れる人にとっても居心地のいい場所になっています。
「最初はただ来てもらうだけでもいいんです。さわりだけでも楽しんでもらいたい。興味を持ってもらいたい」
一度来ると、ハマりますね。動物も、植物も、なにもかもが心にストライク。園内でお弁当食べるためにも行きたくなってますもん。記事を書いているこの瞬間も。それだけ楽しさの幅が広く、深みもある場所なんですよ東山動植物園。
そうだ、写真好きの人にもいい場所だと感じました。動物との距離が近いから、ダイナミックな写真が撮れますよ。
また来るね! マオちゃん!