東山動植物園の見どころの一つが、アジアゾウのゾージアムです。建物自体が新しく、表から象が見られるだけでなく、バックヤードも見学できるのです。また、象に関する展示も行われているので、ちょっと象にも詳しくなってしまいますよ!
と、その前に、動物会館で80周年の特別展示が行われている象の骨格標本を見ておきましょう。
で、でででで、でけえ!!
象って、こんなに大きいの!?
なかなか間近に見ることのない象。骨格標本とはいえ、このサイズ感にはびっくりです。いや、本当に驚いた。ここに肉がつくんですからねぇ。
人間と比べてみても、その大きさが分かるってもんです。
ちなみにこの象の骨格標本は、死んだものを埋めておき、それを掘り返して作られたそうです。尻尾の先までキレイに骨が残っているのが見どころです。
動物園の動物たちは、死んでもなおこうして様々なことを教えてくれるのですね。
では「ゾージアム」に移動しましょう。
東山動植物園の素敵なところは、こうして展示の一つ一つにスポンサーがついているところ。展示の仕組みに協賛しているところもあれば、エサを協力している企業も多いそうです。
これは象舎のバックヤードに向かう部分。
「ゾージアム」として、象に関する展示と共に公開されています。
もともと東山動植物園へ最初にやってきた象は、サーカスから譲られた4頭だったそうです。
そのため、当時は芸も披露されていたということです。今と違い、エンターテイメント性の強いものも動物園では提供されていたのでしょう。
戦時中、多くの動物たちが殺処分される中、二頭の象は多くの人たちの協力もあり免れることができました。戦後は、二頭の象が多くの人たちを楽しませ、勇気付けたそうです。
日本中から子供たちが象を見るために、象列車が走ったというエピソードもあるそうです。
横から象舎を見たところ。
象舎のバックヤードです。タイミングがあえば、ここで休む象たちが見られるかもしれません。
象に関する展示も行われています。象の足はセンサーのように敏感だとは知りませんでした。
毎日100キロ食べて100キロ出す象。栄養はどうなっているのでしょうか?
現在、東山動植物園には4頭の象がいるそうです。
象が短眠な上、1日のほとんどを食事に費やしているとは知りませんでした。
東山動植物園の歴史の中でも、特に大事にされてきた印象を持った象たちです。象舎も大きくきれいで、伸び伸びと暮らしているように思いました。