サイロに入った原毛。木だと帯電しないので、原毛がからまずによく洗える。あえての木製のサイロ。
ごみ取りしてから洗浄、脱水、乾燥、そうすると美しい羽毛になる、と。
羽毛って軽いんだよね。ひょいと持ち上げられます。
原毛を洗う水は地下水。弱酸性のphがダウンを洗うのにちょうど良いそう。ダウンはアルカリ性に弱く溶けてしまうのだとか。軟水でミネラルが少ないので洗濯にも向いています。
原毛を洗うのには、油脂分を落とす洗剤、汚れを落とす洗剤を使います。1枚の布団の分の羽毛1キロを洗うのには700リットルの水が必要なのだとか。
乾燥機。中の温度は120度まで上がる。それで6分間。殺菌ができる工程。
そしてもう一度、除塵の工程が入ります。徹底的にゴミを落とすんですね!!
ここで取れないゴミはさらに選別機で。徹底してる‥‥。
ここもやはり木製ですね。
どうしてもダウンだけでなく、フェザーも入ってきてしまうのだ。これらは選別機で選別することができます。
選別機にはプラズマクラスターが。ダウンの除菌というよりは、選別機の中の空気環境をさらに良くするためだそう。
以上が羽毛をキレイにする工程です。洗髪でいうと、シャンプーをした状態。次はトリートメントです!
ふっくら感がすごい! 原毛が花開く! これはが東京西川ならではの技術。空気の層が増えて保温性が高まり、汗を発散してくれる。同じグラム数なら、こちらの方がふっくら。
3回目の除塵機。ゴミ落としでいうと4回目。どこまで除塵するんだ!!
ふわんふわん!
正直、この工場で捨てられてるレベルのものがダウンだと思ってました。大いなる勘違い。ダウン、美しいですよ!!!
ここの工程は約4時間。