「ぎょうざ 湖月」の隣にあった、昭和な佇まいのちゃんぽん屋がどうしても気になりまして。別府に舞い戻って店の前まで行ってみました。どんな店なんだろう? ググろうにも、どこにも店名が書かれていないんですよ。謎のちゃんぽん屋。店に入ったら分かるかなってことで入店したら、箸袋に「玉八」って書いてありました。玉八か! おまえさん、玉八だったのか!
渋いっす。激しく渋いっす。建物は古いけど、のれんが新しかったので、こりゃあいい店なんじゃないかと思ったんですよね。
古いんですけど、しっかり掃除の行き届いた店内でした。昭和。流れる空気は、大正に近い昭和かもしれません。
入店した際に、ご主人が「うちは餃子じゃないんだけど‥‥?」っておっしゃったのですが、大丈夫です、隣の餃子には昨日、行ってきましたので! 間違えて入店した訳じゃあございやせん!
年季の入ったメニューと、新しいメニューが混在しています。
あんかけ焼きそば。焼きそばは堅焼きでした。
味噌ラーメン。いやぁ、とんこつベースで美味いんですよ。麺も細麺。不思議な美味さがありましたね。
そして本命のちゃんぽんです。大分では、けっこうちゃんぽん屋を見かけたのですが、長崎のちゃんぽん文化が伝わっているのでしょうか?
そして、ちゃんぽんもとんこつベースで細麺。塩味で太麺のイメージがあったちゃんぽんですが、これは独特の進化を遂げてますね。大分ちゃんぽん? それとも玉八ちゃんぽん? これはクセになるなぁ。
地元の人に愛されて、長く続くちゃんぽんだってことが、よく分かります。地元食。こういうのに出会えると、嬉しいんですよねぇ。