オジさん、ビール工場に異様な磁場をつくるの巻 #オジ旅 #神泡 #武蔵野ブルワリー

武蔵野ブルワリー編

ハローハロー、こちらオジ旅36号です

はじめまして。

今日は新米・オジ旅36号が、オジさんたちの背後にぴったりとくっついてレポートします。

さあ、ビール工場の見学に、オジさんが大量投下されるという今回のオジ旅。11名のオジさんはみんな無事に帰ってこられるんでしょうか。

一人くらいタンクに住み着く人が出そうなので、背後からの監視を強化します。

行き先は、東京・府中市にあるサントリーの<天然水のビール工場>「東京・武蔵野ブルワリー」。JR南武線・京王線「分倍河原駅」のターミナルからシャトルバス(無料)が出ています。

バス停に向かうと…… 遠くに灰色のおだんごが……

ハトかな?

ちがった。オジさんでした。

もう飲んどる。はやくない?

オジ旅4号(コグレさん)が、「ザ・プレミアム・モルツ(以下・プレモル)」の秘密兵器を使用していました。ねぇ、はやくない?

そこへ、オジ旅29号(クニさん)から、お菓子の配給。え、え、遠足だぁーー!  一気にボルテージが上がるオジさんたち。

ぞくぞくと集合したオジ旅メンバー11人、そろってバスに乗り込みました。きっと、囚人をはこぶ車ってこんな感じ。スーツ姿のオジ旅8号(カンプさん)が完全に引率の捜査員です。

バスにゆられるオジさんたち。みんな真剣な顔をしています。その視線はスマホへ。げ、原稿、書いとる……。この段階でサイトやブログ、SNSにはすでに10以上の記事がアップ。

パッと見は気のいいオジさん、その中身はバリバリの発信プロ集団です(怖)。

プレモル発祥の地に到着!

<天然水のビール工場>「東京・武蔵野ブルワリー」には、約10分で到着。近い近い。開設は、1963年とおよそ60年前。4つあるサントリーのビール工場の中でも最も古い工場です。

さすがは「水と生きる」サントリー。みずみずしい爽やかなエントランスです。

川面を歩くと波紋がひろがる、涼しいインタラクティブアートできゃっきゃするネズミ色のオジさんたち。ブルーの背広のよそのオジさんも興味しんしん。

ちなみに、こちら↓はサントリーの人ではなく、通りすがりのラガーマンでもなく、れっきとしたうちのオジさんです。

オジさん、プレス発表会に出席

14:00からはプレス向けの発表会。メディア関係者が並ぶ中、大量のオジさんがつなぎ姿で神妙に座っているせいで、後方一帯に異様な磁場が発生中。

ツアー中は「工場の方ですか?」「研修ですか?」と4、5回聞かれた私です。いやはや、まぎらわしい格好ですみません。

ポケットからお菓子がハミ出ているゴキゲンなオジさんもいましたが、かわいいから黙っていましょう。

実はこの東京・武蔵野ブルワリー、天然水を使ったビール造りをもっとじっくり見てもらえるようにと、今年の3月7日に工場見学をリニューアルしたのだそう。

さっそく、新しくなった見学ツアーへオジさんと一緒に出発します。ツアーでしか見学できないレアな場所にもお邪魔できるそうですよ。ワクワク。

「天然水」ってなんだっけ?

さて、プレモルの特徴は、ズバリ、お米やコーンスターチなどの副原料を使わないこと。「天然水」「麦芽」「ホップ」だけで作られているといいます。

水こそがビールの約9割を占めることから、天然水100%醸造にこだわっています」と胸をはるガイドさん。天然水が育まれる過程を実演する装置で教えてくれます。

山に降り注いだ雨が、ふかふかの腐葉土、砂、砂利をとおって大地に染み込み、大地のミネラルが溶け出して天然水に。その深い深い地下水をえいっと汲みあげて作るのがプレモル。

喉がかわきますね。試飲会場までガマン、ガマン。

宝石の名前の「麦芽」をもぐもぐ

一方の麦は、チェコや周辺国で取れる、希少な価値を持つ麦芽「ダイヤモンド麦芽」を使っています。ほかの麦に比べて、タンパク質が多いんだそうですよ。これがプレモルの深いコクの元になるんだそうです。

ダイヤモンド麦芽をもぐもぐしながら「麦チョコが食べたい……」とつぶやくオジ旅29号(クニさん)。

うーん苦い! けど好き!「ホップ」と対面

プレミアムモルツでは、欧州産の「アロマホップ」と、チェコのザーツ産の「ファインアロマホップ」の2種類を使っています。

クンクンしたオジ旅32号(ヨシさん)、苦みのある香りにこの顔。しぶい。

でも、水、麦、ホップは、たとえば普通のモルツでも使われていますよね。プレモルは何がちがうの? 武蔵野ブルワリー工場長・桂田州啓さんに聞いてみました。

「ザ・プレミアム・モルツは、ホップと麦芽の量が違うんです。たとえばホップは、普通のモルツは1回加えるところを、2回加えているのがプレモル。ホップの香りの成分は、煮沸をすると蒸気と一緒に飛んでしまうので、いつ、どのタイミングで、どのくらいの量をいれるかが決め手になるんですよ(ここは企業ヒミツ♪)」

実際に醸造の現場を歩きます

仕込み、発酵、貯酒、ろ過。順を追って、工場内を見学します。タンクの中は、小窓から覗くことができますよ。

No.202と書かれた扉の奥は、かつては貯酒タンクとして使われていたもの。

ふいにバイオハザードを思い出すのはなぜなのかしら? 軍人顔の3人のせいかしら?

上の写真は年代物ですが、今もこのタイプの濾過の装置を使っているんだそうです。

試飲会場は泡・泡・泡のオンパレード

たどりついた試飲会場には、ビールがずらり。やったぁ。

お待ちかねの、酒が飲める♪ 酒が飲める♪ 酒が飲めるぞ♪

さて、大手企業はなかなか変態にはなれないイメージですが、サントリーの「泡」へのこだわりはもう変態にカウントして良いのではないでしょうか(いい意味で)。

まず、泡を「ビール固有の価値」として、「こだわりの素材・製法・注ぎ方によって実現した泡を、”神泡”と称する!」と定義。 もう、泡に対する熱の入りようがすごいのです。

もちろん、ちゃんと理由がありました。なぜなら泡は……

  • フタになって炭酸ガスを逃さない
  • フタになって味と香りを逃さない
  • フタになってビールの酸化を防ぐ
  • クリーミーな泡ほど口当たりがよくなる

で、その「泡」に向かって巨大企業サントリーのパワーがぎゅーんと注がれた結果、どうなったかというと……世界が「ほぉっ?」っと二度見しそうな発明品が誕生。

缶に取り付けるだけでフワフワの泡を生み出す、洗わなくていい「新型電動式神泡サーバー」です。やばいわ。攻殻機動隊の兵器みたいなネーミング。

冒頭でオジ旅4号(コグレさん)が使っていたのはズバリこれでした。

缶にぴったりとサーバーをセットして、スイッチオン。1秒間に4万回振動する超音波で、フワッフワの泡が注ぎ口からあふれてきます。

一方、オジ旅11号(ワンリキー村上さん)が、おつまみを持ってくれました。鍛えられたカラダに目が行っちゃうけど、おつまみを見て、おつまみを。

工場限定のスナックも用意されていたんです。至れりつくせり。

1人1袋いただくおみやげ袋の中には、神泡兵器と、プレモル、香るエールが1本ずつ入っていました。オジ旅35号(ねんざBさん)もホクホク顔。

トロトロに泡立てた生クリームを乗せたようなビールは、泡とともに飲むと確かに味にも香りにも変化があって、カドが取れて甘みが出るような気がしますよ。

オジ旅373号(MINAMIさん)あ……首の痛みが消えてきました

オジ旅4号(コグレさん)「モルヒネ???

オジ旅3号(ムーシャさん)いい昼飲みですなぁ!

ちょっと目を離した隙に、オジ旅のテーブルではマフィアが出ましたオジ旅1号(知らないオジさん)が吸っている葉巻はうまい棒です。オジ旅チームの一角は変な磁場がまだまだ継続中。

ヨッパライは置いといて。この新型電動式神泡サーバーは、3月19日から発売のプレモル12缶入りのケースに1つもれなく付いてくるそうですよ。これから始まるお花見シーズンも活躍しそう♪

オジさん、神泡アートにも挑戦!

さて、会場にはこんなマシンも! 食用インクを使って、プリンターで印字できるんだそうです。ボタンを押したらウィウィーとインクリボンが動いて、3秒でポン。

完成! 本当に印刷したみたい。

アートを楽しんだ後は、さらに別のビールも試しはじめるオジさんたち。

オジ旅37号(リンクメン)は「MASTER DREAM」を飲んで「うまい」を連発。ぐびっといける、飲みやすい味わいでした。

みんなで行くビール工場、楽しかったね

はぁ、面白かった。グラスで4杯もいただいちゃいました。ぺろぺろ。

あらためて飲むと、プレモルはやっぱりおいしいですね、工場長。

「実は、この味にたどりつくまでにとても長い歳月がかかっているんです。試行錯誤を重ねて10年くらいかな? でも、まだまだこれからも進化できるはず。もっと美味しいものを生み出すつもりですよ!」(武蔵野ブルワリー工場長・桂田州啓さん)

10年ごしの味が気軽にプシュッと味わえる幸せに乾杯。そして、サントリーのビールチームのさらなる本気にまだまだ期待! 武蔵野ブルワリーの皆さま、工場長の桂田州啓さん、本当にありがとうございました。

あれ、帰宅の途についたはずのオジさんたちはこのまま飲みに行くみたいですよ。まだまだ夜は長そうですね♪

それでは、ごきげんよう。オジ旅36号(矢口あやは)でした。

 

※見学ツアー(無料)は要予約です。どうぞお忘れなく!

https://www.suntory.co.jp/factory/musashino/