モータリゼーションの進化によって生原酒が流通するようになりました #オジ旅

東村山編

  
書けていなかった。ごめんなさい。

先日行った、東松山の豊島屋酒造さんち。日本酒作りが佳境を迎えているという時期なのにいろいろ見せていただき、いろいろお話を伺いました。ありがとうございます!

  

  
豊島屋酒造の歴史は古く、創業は420年まえ! 現在の千代田区で、一杯飲み屋としてのスタートだったそうです。

酒を売り、酒を飲ませ、つまみも売る。角打ち、そして居酒屋文化のはしりを担った存在。江戸の街を陽気にしてくれたのでしょうねー。

他の店よりもリーズナブルなお値段で出せた理由は、使用済みの酒樽も売ることができたから。酒だけではなく木材も運んで売っていたというくだりに、商人力をみた思いです。

  
歴史の深い酒造ですが、杜氏さんは若い人が多いそう。平均30代で、20代後半の方からいるそうです。昔は冬場だけ、兼業農家の杜氏さんに出稼ぎにきてもらったそうですが、高齢化によって現役を引退された方が多いみたい。

  
代表的なブランドは金婚。販路は主に蕎麦屋か酒屋経由で飲食店。そして百貨店にも卸しているとか。縁起のいい名前からして、贈り物にもいいですよね。
そうそう、本醸造上撰 金婚は明治神宮と神田明神の御神酒にも使われているって!

  
生原酒の歴史はまだ短いみたい。冷蔵して運び、お店でも冷蔵庫で冷やさないとダメになっちゃうお酒だから大変なんだって。

そういえばもやしもん(漫画)にもありましたね。酒造が冷蔵車を導入するだけで、といったお話が。

いまはクール宅急便もあるし、冷蔵車も普及したし、こういったモータリゼーションの進化で売れないものが売れるようになったというお話が面白かったです。

「でも、持ち帰るとしたらやはりこちら(蔵)で買ったほうがいいですか?」

「(この辺りの)スーパーでも変わらないですよ」とニッコリ。