ただしビールは明治23年に一度やめています。もしかしたらサッポロ(明治9年)、キリン(元スプリング・バレー・ブルワリー。明治3年)、アサヒ(元大日本麦酒明治22年)と一緒に、同社のビールがコンビニに並んでいたという世界もあったのかも。
福生市には2つの歴史深い酒造があります。田村酒造の翌日に訪れたのは石川酒造。「多満自慢」(たまじまん)を作っている酒造です。
田村酒造もそうでしたが規模がでかい! しかし、恥ずかしながら何れのお酒も飲んだことがなかったんです。どこで消費されているんだろう…まさか地元で全部飲み干されてる!?
売店も常備。ここの酒世羅で買ったお酒は、敷地内で飲むことができますよ。
明治時代、麦を煮込んでいた大鍋を守る櫓。いったんビールを諦めてからは土に埋めて、池として使っていたそうな。戦時中の金属類回収令から逃れた理由がそれか!おもしろいなー。
ビール造りを諦めた理由は王冠の製造技術が乏しく、瓶が爆発しちゃったからだそうな。時期早々だったんですね。
近年、ビール造りに再チャレンジした石川酒造。さっそく東屋でいただきます。果実香と苦味がしっかりコクもどっしりなTOKYO BLUESと、適度な密度感のあるビターなミュンヒナーダーク、軽やかで味わい華やかなヴァイツェン。どれもおいしいなあ。
新車のままデッドストック!?と思えるほど綺麗なスバル360もありました。あ、車検通してる!
都心部から1時間ちょい。通える距離にこんなにも静かで落ち着けて、蔵出しの酒が飲めるスペースがあるとは。福生、侮れません。今度ノートPCもって、仕事しながら飲もうかなー。
石川酒造