「本来は女性向けのコンテンツだと思うのですが、オジさんと花のフォトジェニックな写真を見たいとオファーを頂きました」
とのメッセージが、オジ旅から入りました。なんですと? どこでハイチーズをするんですと?」
「六本木で開催されているFLOWERS by NAKEDです」
ぐはっ!
ね、ねいきっどってあのNAKEDですか! 東京駅の3Dプロジェクションマッピングを仕掛けた!
FLOWERS BY NAKED。「五感を刺激する」花をテーマとしたインスタレーションイベント。第1回は日本橋三井ホールで、2016年1月8日~2月11日まで開催され、1ヶ月で70,000人を超える人がデジタルとアナログを融合した花世界にココロときめかせたそうです。
現在は六本木の東京ミッドタウンで、夏のFLOWERS BY NAKEDを開催中。気にはなっていました。村松亮太郎さん率いるNAKEDは、テクニカルな景色が前面に出される他のデジタルインスタレーションと違って、大道具小道具にも注力して、フロア全体の統一感を高めているという印象があったから。
でも、お花でしょ? 誰か一緒に行ってくれる人いないかな。と思っていたところのオファー。行きます!行くに決まっています!
ということで東京ミッドタウンホール前に集結したオジさんたち。お盆時期とはいえ平日昼間。でもお客さん多し。8割、いや9割が女性でしたが。本当に僕ら、入っていいのでしょうか。
いや、ここまできたからには。オジさんだけのチームですが、チャレンジです!
No1 BIG BOOK
会場に入って最初に目に入ったのは、プロジェクションマッピングされた大きな本。ここから、FLOWERSの物語が始まるのでしょう。
彩られた大きなセットに、夏らしくトロピカルな光の花々が投影されます。ご覧のようにフロア内は暗め。お客さんの顔も判別できないほどです。空間の中に浮かびあがる光のセット。今までにない非日常のセカイへと瞬時にワープです。
ディスプレイとして使われているセットだけではありません。花を模した大きなオブジェにもプロジェクションマッピング。 両手を広げたサイズくらいの花が、次々と咲いていくんですよ。これはココロが動く。見ていてとても気持ちいい。
そして、芳しい花の香りも、いい。ジャングルのような音も、いい。なるほど、五感を刺激するというのはそういうことなんですね。
No2 MOSAIC FLOWERS
来場者のみなさまが、思い思いに自撮りしていたフラワーウォール。もちろんプロジェクションです。ゆえに。
迷彩になります。極彩色の花迷彩 。かっこいい! こんなトーンのシャツ欲しい!
おわかりいただけたでしょうか。FLOWERS BY NAKEDは各インスタレーションがフォトジェニックで、自由に撮影できるんです。むしろインスタジェニックなイベントというべきでしょう。Instagramはかどりまくりですよ。写真好きのハート、がっつり掴んでくれます。
No3 BLOOM! BLOOM! BLOOM!
空に浮かんだ2つの宙景。僕らが訪れたときはちょうどリセットされたそうですが、これはInstagramのハッシュタグ #flowersbynaked の画像を映し出す明鏡止水な世界。このフロアの中で他の人のココロに留まったシーンを見ることができます。コース終盤の展示の写真もでてくることでしょう。ここだけは時間の流れがMIXされているのです。
丸いスクリーンを彩る土台部分も花爛漫。
背後に備わるウォールも、オブジェと光とで豪華絢爛。すごい世界に、女子的な世界にきてしまいました。オジさんなのに。
No4 LOTUS
ハスコーナーに到着しました。花といえば土と水。ここは水に注目した展示内容となっています。
大きなハスの花に、ぽつり、ぽつりと降り注ぐ雨。
ああ、これはいつまでもこの葉のしたで休んでいたい系だ。癒される。大きく深呼吸したくなります。
インタラクティブな要素もありました。このコーナー、普段のお空はこうですが、
いくつかある巨大ハスの葉の茎に触ると 、光の花が咲くんです。ふわっと。
どれを触れば反応あるのか、全部の茎を掴んでみました。こういうレスポンシブな展示は子供たちも大好き。女子チームもよし、カップルもよし、子供連れでもがっつりと楽しめますね、FLOWER by NAKED。
No5 SUNFLOWER
フロア中心部にある巨大ツリー。花や水の光景が、下から上に投影されていきます。
幹の中に入ると、そこには鈴の実がなっていました。これを手て叩くと。
光が地から天へと上がっていくのです。浮遊感! いま、僕は、宇宙を馳せているのでしょうか!
「すげー…」の他の言葉が出てこなくなります。それだけ、視覚だけではなく、脳も圧倒されているのでしょう。気がついたらぽけーっと、口開けて見上げていましたから。
RAINBOW
切り絵の造花を8面のガラスで囲み、それぞれのガラス面に光を投影。すると、ホログラムのように立体感のある光のオブジェが映し出されます。
リアルオブジェとバーチャルオブジェの共演。大きな展示ではなくフロア内のいたるところにこういったワザが仕掛けられています。歩いていて、見ていて、飽きないです。
No6 BANYAN TREE
「オジさんだからこういうのも」と連れて行かれたコーナーがここ。なんでしょう?
おおっ!バースペースなのですか!アルコールもありと!
左からプランテーションアイスティー、サンフラワーパインビア、ホダニカルシャルトリューズトニック、トロピカルマンゴーココ、魅惑の楽園ベリーモヒート。
どれも美味い! とくにジューシィなパインビアと、ベリーの酸味がマッチしたモヒートが美味い!
他にもメニューはたくさん。ノンアルコールも、お茶請けのポップコーンも頼めます。モエのシャンパンもグラス飲めますよ!
このバースペースは、コース後半直前にあります。テーブルの意匠も綺麗で面白い全部のテーブル、見てみたくなります。
空を見上げても欲しい。ほら、そこにも花が咲いています。
バースペース横にはハワイの巨木をイメージしたツリー。む。もしかして、このーきなんのききになるきの、木?
No8 THE SECRET
シークレットというブースきました。布の滝。その先には何があるのでしょうか。
オジさん全員で潜ります。
おー! これも美しい! 他の展示よりも光ではなく大道具さんの技が軸となっていますね。
しかし人はなぜ、このような美しい水辺を見るとコインを投げ込みたくなるのでしょうか。
No7 LIFE
インスタレーションとして展示は、ここがラストでしょうか。前半のモザイクフラワーの進化系です。
壁に触れると、その位置から花の羽をもった蝶が生まれて飛び立っていくのですから。
花のオブジェに触れることで、光の中の世界に生を与えるコーナーも。シンプルなUIとレスポンス。そして目を奪うグラフィック。誰にでも来てほしい、体験してほしいという、NAKEDの思想が見えてきます。
足元も綺麗なんだな、これが!
オジ旅の3人と、NAKEDのプロデューサーOpiさんとで回ったFLOWERS by NAKED。東京ミッドタウンホールで8月31日まで開催しています。
開催時間は月~木/日/祝日が10:00~20:00。金/土/祝前日 10:00~21:00。また最終日は21:00までとなります。
六本木で待ち合わせするときにもいいですよ! 華やかでハッピーな気持ちを飲みやデートにつなげることができますから!
当日券は大人1人1400円。平日夜ならドリンク、おつまみ付きで3人6300円というお得なチケットもありますよ。