オジ旅、2016ブロガーズフェスティバルで話してきたよ。資料公開するよ #ブロフェス2016

200人以上のブロガー/メディア関係者/企業の皆さまにお越しいただいた2016ブロガーズフェスティバル。無事に終了しました。みなみなさま、ありがとうございました。

2フロアに分かれての同時2セッションでしたが、ブロフェス実行委員長 奥野大児さん(@odaiji)いわく、フロアAはブログの作り方や考え方、写真を使ってのメッセージの届け方などベーシックな内容で、我々オジ旅もトークさせていただいたフロアBはアドバンスドな枠だったとか。和田亜希子さん(@wada_akiko)のブログ記事リサイクル&アップサイクル資料とかほんと凄まじい。必見です。

閑話休題。って、むかしよくありましたよねこの段落のつけかた。

さて、ここからはオジ旅が披露した資料をもとに、どんなコトを話したのかをざっくりとまとめます。

オジ旅誕生の経緯

2014年、オジ旅創業メンバーの知らないおじさん(オジ旅1号)/Tanaka Apple(オジ旅2号)が、LCCを使った高松旅を計画。KOGURE(オジ旅4号)が企画した飲み会でムーシャ リョータ(オジ旅3号)がその旅に参加表明。1号2号3号が2回目に会ったのが高松の地という、前のめりな前ノリを構築する。

2015年4月。満を持してオジ旅が発足。1号2号3号4号で熊本に行く。LCCのなかでも格安便は成田早朝発。大江戸温泉からバスが出ているので、一眠りしてから行こうとしたらディープな酒盛りスタート。成田に着くなり誰もが「もう帰りたい」。

でも、いい旅だった。

ノリです。すべてはノリから生まれました。オジ旅。僕らはどこに行っても(海外であっても)居酒屋を目指すという性質の生き物で、「何で旅行しているのに飲んでるだけなんだよ。それ旅行の意味ないじゃんw」と言われたりもしましたが、落ち込まなかったし私たちはげんきです。

ともあれ、気の合う飲み友達同士で、場所を変えても同じことをしている。それがオジ旅のオジ旅らしさですね。

 

オジ旅っぽい記事の書き方

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2015年4月。オジ旅1号2号3号4号で熊本に行き、片っ端からポストしました。画像1枚1メッセージというエントリーも多数。完成度を高めよう、という意識はありません。

で、結果は1泊2日(実質1泊3日)で93本のエントリーを公開することに。Twitterでいいじゃん、と言われた覚えもありますが、みんなで1つのブログにポストするってのが楽しくて仕方なかったんですね。画像圧縮せずにポストしていたらパケット使いまくって帯域制限かかりましたが。

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PR媒体として価値を高めよう、という感覚はありませんでした。それは現在も同様です。

「すげえ!」「こええ!」「なにそれ!」という、自然に出てくる感嘆符そのままに、その場その場で感じたことをストレートにポストしていく、というのがオジ旅の記事の基本系です。タイトルや本文に、ワザと!!!!!をつけることはしません。細部の意匠を作り込む前にもうポストしちゃう。Don’t Think. Feel.な結果で!!!!!が自然発生する。でしょうか。

 

多いときは1か月で2回、旅しています1609-image8

オジ旅は、普段からの飲み友達と、旅をしています。ということは。旅をしなくてもときどきあってテキトーに飲んでいます。

なのに、2015年は月1ペースで。2016年は1ヶ月間に2回旅することもありました。毎回参加するメンツが同じというわけではありませんが…自分たちのことながら、仲いいっすね。

 

さて本題です。

オジ旅をスタートしてから、企業様自治体様からPR記事制作をご依頼いただくようになりました。2015年4月スタートという生まれたばかりのブログだというのに。

 

さて問題です。

20カ所ほどの旅をしてきましたが、このうちPRで行った旅は何件でしょうか。

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7クライアント様に9旅ぶんのPRのご依頼をいただきました。皆さま、ありがとうございました。各旅の詳細は冒頭の資料またはリンク先からご覧ください。

スパリゾートハワイアンズ福生編タイ・ローソン藤枝酒造三菱霧ヶ峰スナックサンドFLOWERS BY NAKED沖縄

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しかし、ここで自分たちのことながら不明瞭な点がでてきます。もう一度書きますが僕らはオジ旅を、PR媒体として価値あるものとなるように運営・整備してきたわけではありません。ロゴデザイン&WordPress担当のX号いわく「WordPressの標準レイアウト使っているし」。コンテンツもご覧いただけるとおわかりいただけると思うのですが、飲んでるばかりです。

なのに、開始してから3か月めには「ウチんとこきてよ!」というありがたいお話をいただきました。

1609-image19 いろいろ考えてみました。でも、結局コレという答えは見つかっていません。

1609-image21可能性としては多様性、が上げられます。

記事の内容における多様性が1つ。複数のメンバーが同じ場所に赴いて、同じインプットから異なる視点の記事を書いているんですね。

記事のスタイルの多様性も1つ。Twitterのように、情報を短く切り出して短い記事をテンポよく出していく。この方式はオジ旅最初期からあったものですが、メンバーが増えることで従来のブログのような、長く密度も濃く充実した記事も制作しています。また動画・画像の1ビジュアルで記事を作る、Instagramのようなアウトプットも増えてきました。

Twitterスタイル、Instagramスタイルでクライアント様の名称、製品名、そしてハッシュタグをハイペースで多数露出するようにしつつ、後から高密度なまとめ記事を作る。多人数で構築しているグループブログだからこそ、そんなプロモーションも可能なんでしょうね。

他人事っぽい? いやここまでオジ旅について考えをめぐらせたの初めてなんだもの!

1609-image22あとペルソナもなにも考えていないブログゆえに、アウトプットするキャラクターの設計も行っていません。が、2つ。こうしたい&こうはしたくない、というポイントがあります。

こうしたい。ダサくて面白いことをし続けたい。結果的に笑われたっていいんです。むしろ積極的に笑われたい。おバカな写真や動画を録りあいたい。

だってオジさんだもの。

こうはしたくない。自分たちがかっこいいと思われたくない。まったくもって凄くないんですオジ旅は。ほんと、飲み友達と違う地域に遊びに行ってるだけなんですから。

だってオジさんだもの。

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よく「オジ旅に参加したいんだけど」と言われるのですが、個人的にはまず、いつも飲んでいるお友達と旅にでかけてほしいですね。どんな失敗をしても笑っちゃう関係性だからこそ、オジ旅のノリは作られている気がします。

僕らの場合、出かける前は食べログとかで美味しそうな店探すのですが、いざ現地に行くとその場その場のノリで赤提灯に吸い寄せられていっちゃうんですよ。

その場のノリ、友達同士だからこそ容認し合えるノリ。大事でっす。

余談ですが、某旅では、実はガールズバーにも入りました。目的は現地の若者がよく行く店が知りたかったから、です。でも名が上げられるのはイタリアン&フレンチ。

あーそーだよなー。スーパーでも売っていそうな地元のポピュラーフードをわざわざ外では食べないよなー、と思っていたら店長登場。とあるバーで、めっちゃくちゃ旨い塩ラーメンを作っているというじゃないですか。

お店の場所も名前もいっさい公開しないことを約束して連れていってもらった(リアルに歩いて連れていってもらった。いい人すぎた!)のですが、これが確かに旨かった!

こんな感じで地元のお店に入って、常連さんや地元の人とのコミュニケーションも楽しみまくっています。走って逃げたこともありますが(詳細は直接お問い合わせください)。

まあ何が言いたいのかといいますと、ノープラン最高ってことでして。

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「女子旅って言葉があるんだから、オジ旅があってもいいよね。でさ、オジサンだからチープな旅したいよね」。そして生まれたキャッチコピーがCHEAP BUT FUN。1609-image25

そんなオジ旅。これからもあちこち、旅します。食べます。飲みます。いつか、皆さんの地元の居酒屋でカンパイさせてください。グラスを、ガチンと。