タイのローソンを調査しました → 清潔感ある商品が整列された店内、調理も店内、弁当やカツサンドを手作りしてるの凄い!  #オジ旅PR

今回のタイ旅行の目的は「タイのローソンを調査すること」です。正直、このお話をいただくまではタイにローソンがあることは知りませんでした。海外展開はしているだろうけれど、まさかタイにローソンがあるとは、と普通に驚きました。

今回のタイ旅行で現地法人の方ともお会いして話を伺ったり、合計で5店舗のローソンを巡りましたが、日本のサービスをお手本に同様のクオリティを提供すること、タイにあわせてカスタマイズする工夫など、様々な努力をされていることがよく分かりました。

印象としては、タイのローソンは日本のローソンとほぼ同じです。陳列されている商品や並べ方など、かなり日本と近いです(もちろん商品はタイ向けのものですが)。アジアのコンビニというと、もしかすると雑多なイメージを思い描く人もいるかもしれませんが、日本にいるみたい、と言っても良いのではないかと思います。

スタッフの方もフレンドリーですし、商品の頼み方が分からなくてたまたま声をかけた方がエリアマネージャーのような方だったのですが、親切にオーダーを聞いてくれました。ついでに、他の商品も勧められました(勧め上手)。日本のコンビニだからか、日本語を少しだけ話せるスタッフもいたりとか。

あとは、タイに住んでいる日本人にとっても、日本とおなじ感覚でいろいろなものが手に入るローソンというのは、かなり貴重な存在なのではないかと思います。食料品、飲料品が揃うのは当たり前ですが、文房具や雑貨など、日本のコンビニにも置いてるようなものが普通に置いてあったりして、まさに「マチのほっとステーション」だと思いました。

タイにもあったんだ!「マチのほっとステーション」が!

さて、今回レポートしているローソンの写真を見て「LAWSON 108」となっていることが気になった人もいるかと思います。これはもともと、タイのローカルコンビニ「108SHOP」があり、それを運営していたSAHAPAT社と協業でタイでのLAWSONをオープン、運営していることによります。タイ人にもともと馴染みのあった「108」が残っているという訳です。

それでは、タイのローソンで驚いたこと、いいなぁ、と思ったことをまとめておきたいと思います。

1. 電源付きのイートインスペースがある

日本のローソンでイートインスペースは見かけたことがない気がするのですが、タイのローソンでは訪れた4軒のうち2軒でイートインスペースがありました。しかも、電源付き。自分でも購入したお弁当を食べてみましたが、旅行者にとっても気軽に食べられる、休めるスペースというのは、けっこうポイント高いな、と思いました。

知らない街だと、気軽に休める場所を探すとなると、店に入るしかなくなのますからね。そこまでじゃない、ほんの少しほっとしたい、そんな時にこのイートインスペースは便利だと思いました。タイ人の人たちも、イートインスペースでアイスを食べる人が意外にいたのが印象的です。

2. レンチンラーメンがある

日本だと一般的だと思いますが、まさかタイでレンジでチンするラーメンに巡り会えるとは思いもしませんでした。ホテルにレンジがあったので、〆のラーメンが食べられました。ただ、ラーメンは恐らくタイ風です。麺が太めで、日本人にはうどんに近く感じられるかも。とはいえ、150円くらいで食べられるのでお得感あります。

3. ヤクルトを売っている

これはタイ駐在の友人から聞いたのですが、タイのコンビニでヤクルトを販売してるのはローソンだけなのだそうです。だから、そのためにローソンに通っているくらい、と言っていました。

4. 日本と同じようにホットコーナーがある

からあげクンにLチキなど、日本でもお馴染みの揚げ物製品がタイのローソンでも食べられます。ホットコーナーと書きましたが、実はこれ自体は保温機能はないようで、購入するとレンチンするかどうか聞かれます。タイオリジナルの寿司フライもあったりするので、要チェックです。

5. おでんがある

これまた日本ではお馴染みのおでんコーナーが、タイのローソンにもあります。自分で食べたいものを取り、お会計するという日本でもお馴染みの方式です。味は日本と同じ。ただ、タイ人の少量ずつ1日に何度も食事をするという習慣に合わせて、おでん種も一つずつが小ぶりです。

6. 陳列は日本と同じ

海外だからと言って、ここを変える必要もないかもしれませんが、日本と全く同じような陳列方法が取られていました。整然と自体は陳列で、スタッフが随時、見回りをしていましたよ。

7. スイーツが充実

日本でもローソンはスイーツのコンビニというイメージが定着していますが、タイでも同様の認知が拡大しているようです。ただ、冷蔵車がないため、生クリーム製品などは溶けてしまわないよう、配達にも苦労があるようです。タイのスイーツも、どれも美味しそうでしたよ。

8. 日本語のディスプレイが多い

これはタイ人スタッフのアイデアから始まったそうですが、店内、店外のディスプレイの多くには日本語が多く使われています。もちろん日本人が見たら分かりやすいのですが、タイ人にとっても日本語はカッコよくみえるのだそうです。

9. 手作りの商品

日本ではローソンの商品はフライヤーで揚げられているのは知られていると思いますが、タイではなんとお弁当やカツサンドなども店舗で手作りされているのだとか。

これはガパオライス、30バーツとか40バーツとリーズナブルです。ちなみに、目玉焼きはオプションで追加してもらいました。そんな風に、自分好みにカスタマイズできるのが、タイのローソンの特徴です。

店舗で作ると言っても、昼時に備えて大変な量を作ったりするのでしょうから、オペレーションもかなり大変なのではないかと推測されますが、手作りガパオライスはとても美味しかったです。

ちなみに、弁当はこんな風に陳列されています。

カツサンドはタイのローソンのヒット商品です。こちらも店頭で手作りです。カツを揚げ、パンで挟み、カットする、そんな作業が行われています。

食べてみましたが、日本では食べるカツサンドと同じでしたよ! もともとカツサンドは日本からタイに伝わったもので、高級な食べ物として知られていたそうです。それを一気に、庶民の味にしたのがローソンのカツサンドという訳です。いやぁ、美味いから。日本人だって大好きだから。日本発祥の文化が、こんな風に伝わっているのは嬉しいですねぇ。

そして極め付けは「くんらからあげ」です。日本ではお馴染みの「からあげクン」が、タイだと「くんからあげ」なのです。なぜ「くん」が前に来てしまったのか?

これにはタイでは「くん」がが敬称となっている、という理由があります。つまり「くんからあげ」は「ミスターからあげ」みたいな意味合いなのですね。美味い具合にら日本と「くん」繋がりになったものですが、これを考案したのは、当時、ローソンに勤務していたキムさんという女性でした。

なんと今回、タイにいらっしゃってお会いできてしまったのです! 現在は転職されているそうなので、ちょっとした奇跡を感じました。

そして「くんからあげ」の味ですが、日本の「からあげクン」が再現されてました! ただ、タイ人の食習慣もあってか、やや小ぶりでしょうか?

ホットコーナーのたこ焼きも、しっかりたこ焼きしてましたねぇ。紅生姜、海苔がないのは、タイ人の好みを考えてのことなのでしょう。しっかりとマヨネーズとソースでした。

ミルクティーはかなりの甘め。というのも、タイ人はかなりの甘党なのだそう。むかーし、おばあちゃんが麦茶に砂糖を入れていたのですが、ああいう感覚なのでしょう。

ちなみに、健康志向も高まりつつあるそうで、お会いしたタイのローソンスタッフの方たちは、日本人、タイ人を問わずマラソンをされてました。お茶も飲まれるようになっているそうですから、遠くない将来に脱甘党するタイ人も増える予感です。

Lチキのスパイシー版を食べましたがらこれがなかなかの辛さ。さすがタイのLチキだと思いました。

ローソン自慢のスイーツも頂きました!

店頭でもアピールされていたメルティー・プリンです。これかですねぇ、甘党のタイ人と聞いていたのですが、それからするとかなり甘さ控えめでした。

日本人的には「ちょっと甘いかな」という感じでしたが、他の商品と比べると、かなり甘さは控えめです。これがタイ人にも受け入れられているのだとすれば、タイのスイーツ事情は変わっていくかもしれませんねぇ。

10. タイにはファサイちゃんがいる

日本にあきこちゃんがいるように、タイにはファサイちゃんがいるのです!