え?何ここ? ヒルトン名古屋のバックヤードに木工房があった! #ヒルトン名古屋 #オジ旅PR

オジ旅のメンバーがヒルトン名古屋でラグジュアリーな夜を過ごし(註:勝手に合流したこばやしを除く)、豪華な朝食をお腹いっぱい詰め込んだのち(註:こばやしを除く)、特別にホテルのバックヤードを案内していただけることになりました(註:こばやしも一緒に)。

「このホテルになくてはならない重要な仕事を紹介します」と言われて一行が連れて行かれたのは、こんな一室でした。

え?


何ここ?


ホテル内にはいろんな調度品がありますが、長年使っていると、当然のようにガタが来たりします。それをいつでも新品同様にするため、つねにメンテナンスしたり、場合によっては一から作ったりーーそのための専用の作業場なのでした。

そして、ここには「カーペンター」と呼ばれる人が毎日スタンバイしています。


カーペンターの毛利さん。元・家具職人。ヒルトン名古屋の開業時(1989年)、調度品の納入会社の社員として働いていたところ、腕を見込まれてそのままヒルトンにカーペンターとして転職したのだそうです。

客室の椅子が壊れたり、宴会場の丸テーブルがガタついたり、レストランのカウンターの引き出しが歪んできたり……ありとあらゆる種類の家具・調度品のトラブルが、ぜんぶここに持ち込まれます。

それをきちんと修理したり、あるいは催し物で必要な装飾品を新たに製作したりするのがカーペンターとしての毛利さんの仕事です。

こちらの手桶も、丸い金属の「たが」が緩んだということで、毛利さんの元に届けられたものだそうです。


あらゆる作業がこなせるように、ここには大小さまざまな道具がいっぱい。



さらには、いろんな木材にまじって、どこかの部材として切り出されたようなものもたくさんありました。


これは、カウンター?


「あるお店が閉店になると聞いて譲ってもらったんですよ。何かに使えるかも知れませんからね。そういうものが、ここにはいっぱいあるんです」

仕入れた木材だけではなく、いろいろなところから集めた部材や部品を使って、さまざまな調度品の修理や製作にあたっているというわけです。


「直せないものですか? ありませんよ。というか、どんなものでも直さないとだめですから」

ホテルはひとつの都市みたいなもの、と、よく言われます。

当然そこにはいろんなモノ、いろんな施設があるわけですが、まさかバックヤードにこんな大工部屋や職人さんがいるとは思ってもいませんでした。

でも、毛利さんのような裏方さんがいるからこそ、いつ来てもキレイで居心地の良い空間がつねに保たれているんですね。

ホテルってすごい! 勉強になりました!